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僕の専属執事は10歳年上

第2章 ~富崎家の家柄~

◇富崎邸2階・茶羅の部屋◇

「赤執事-レドウィン-で、佳乃(よしの)にダイレクトアタック!」

「あぁ~ん…。
泉坊ちゃま、少しは手加減して下さいよ~」

「いやぁ、ゴメンね」

僕は、メイドの1人とデュエルしていた。

彼女の名前は、藤井佳乃(ふじいよしの)。

所太郎と茶羅と同じ18歳で、最年少のメイドの1人。

佳乃は腐女子で、BLトークをする時もある。

あれから一旦、部屋に戻ってデッキが入ったカードケースを持って、茶羅の部屋に来て皆で遊んでいる。

「うわぁ、負けた」

「いえ~い、私の勝ちね♪」

他を見ると、同じく18歳の最年少メイドの鳥田飛子(とりだとびこ)に茶羅が負けていた。

「やった~♪」

「くそぉ、負けた~!」

所太郎の方を見ると、執事の1人で天照皇人(あまてらすみこと)に所太郎が勝っていた。

皇人は、19歳。

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