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僕の専属執事は10歳年上

第3章 ~突然の前兆~

俺は、坊ちゃまの衣類を順番に脱がしていく。

「ロークって、本当に僕の着替えを手伝うの全然嫌がらないね」

「何をおっしゃいます
泉坊ちゃまのお世話する事が、俺の生きがいです」

坊ちゃまのお世話をする事自体、嫌ではないし寧ろ喜んでする。

「人にもよるけど
男子高校生の着替えの手伝い、嫌じゃないの?」

「とんでもございません
お仕事と割り切ってますので、何とも思いません」

泉坊ちゃまの着替えの手伝いを、嫌がる理由なんて一切ない。

「ロークって真面目だなぁ~
まあ、そんなとこも僕は好きだよ♪」

笑顔で、俺を褒める坊ちゃま。

「身に余るお言葉です」

あぁ、坊ちゃま!

俺の事を好きって…!

いや、でも…。

泉坊ちゃまの、俺に対する好きはラブじゃなくてライクだろうな…。

友達の好き、兄弟の好きだろう…。

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