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僕の専属執事は10歳年上

第3章 ~突然の前兆~

◇富崎邸2階・泉の部屋◇

「それじゃあ、お休みローク」

「泉坊ちゃま、お休みなさいませ」

この日は、ぐっすりと寝る事が出来た。

翌日から、僕は学校以外はなるべくお母さんと、一緒に過ごすようにしている。

これらの時間は、本当に楽しい日々で満たされた。

数週間後、ゴールデンウィーク最終日の前日。

お母さんは、また海外へ戻ってしまった。

◇車の中◇

「はぁ…。」

「泉坊ちゃま、お元気を出して下さい」

お母さんと零生を空港までの見送ったあと、僕はロークが運転する車の中で落ち込む。

そんな僕を、ロークが運転しながら励ましてくれる。

「だって、次またお母さんが帰って来るの夏休み前なんだよ……でも、まぁ」

僕は、ロークの方を見る。

「僕には、ロークが居るし我慢するよ」

「坊ちゃま、その意気です」

家に着き、僕とロークは昼飯を一緒に食べた。

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