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僕の専属執事は10歳年上

第4章 ~結ばれる恋~

「泉坊ちゃま、大丈夫ですか?」

風呂を沸かしに行ったロークが、脱衣室から出て来た。

「腰が痛いけど大丈夫だよ
媚薬の症状も消えたし」

「そうですか…。」

僕の言葉に、安堵するローク。

「あの、坊ちゃま…。」

ロークは、僕のそばまで来るとその場で土下座した。

「ローク?」

「いくら、媚薬の症状を中和するためとはいえ、坊ちゃまの処女を…。
しかも、初夜の相手が男で坊ちゃまの心に傷を…!」

「ローク、落ち着いて
それと、顔を上げてよ」

ロークは、ゆっくり顔を上げて僕の顔を見る。

「別に気にしてないし、傷ついてもいないよ」

「しかし…!」

「それに、初夜の相手と僕の処女損失の相手が、ロークで良かったって思ってるし♪」

「え、それって…。」

さらに僕のそばによるロークは、僕の体を支えながら体を起こすのを手伝ってくれた。

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