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僕の専属執事は10歳年上

第4章 ~結ばれる恋~

~2年後~

◇富崎邸2階・泉の部屋◇

-泉視点-

「泉坊ちゃま、おはようございます」

「おはよう、ローク」

あの日。

ロークと初夜を迎え、恋人になった日から2年が経った。

僕とロークは、現在(いま)でも上手く恋人関係が続いている。

「ローク、そろそろ着替えの手伝いはいらないよ」

「しかし、泉坊ちゃま!」

「僕だってもう高校3年生だし、来年には大学生になるんだからね」

昨日まで、ロークにたまに着替えの手伝いをしてもらってたけど、そろそろ恥ずかしくなってきた。

「着替えの手伝いは、僕の手が不自由になった時か体調不良の時だけお願い」

「かしこまりました」

学校の制服に着替え、ロークと一緒に部屋を出た。

◇富崎邸1階・食堂◇

「うん、美味しい♪」

「泉坊ちゃま、ありがとうございます」

シェフ長がお礼を言って、頭を下げる。

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