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知らない世界

第10章 やきもちからの・・・

『うちの連中も気にしているんだ。
聞くに聞けなくて・・・』

『俺が話したって、言わないでくれますか?』

『お前の頼みなら、何でも聞くよ』

『・・・!?』


さりげにドキッ!!とすること言わないで。


『実はかずから相談されて・・・』

『相談って?』

『あいつ、毎日のように女子に告白されてるみたいで、どう断ったらいいのかって』

『若は小柄でベビーフェイス、男だけど確かに可愛らしいからな・・・』


・・・💢
櫻井さんから見ても、やっぱり可愛いの?


『断るってことは気がないってことだよな?』

『そうです。
それに、何か好きな子がいるらしいですよ』

『若に好きな子?
誰だ?どんな子?クラスの子か?』


俺以上に興味津々ですね。


『あいつ、教えてくれませんでした。
ただ、同じ年で真のしっかりした子、見た目によらず真面目で、かずより少し背が高いそうです』

『それって・・・』

『えっ、心当たりあるんですか?
櫻井さんの知ってる子なんですか?』

『いやっ、そう言う訳じゃないけど』


な~んだ、心当たりあるのかと思ったよ。


『元気がないのは、そのせいかもしれないです』

『かもしれねぇな』

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