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知らない世界

第10章 やきもちからの・・・

『好きな子か・・・
元気のない若の姿を見るのはつらい。
なぁ潤、本当にお前、相手の子に心当たりないのか?』


・・・💢💢


『はぁ?ありませんよ』

『若の様子から、だいたいどの子かとかわからないか?』

『仲良くなったって言っても、一日中あいつといる訳じゃあないですから』

『何とかならないものかな・・・』

『あとは本人次第じゃあないですか?』

『それはそうなんだけど・・・』


・・・💢💢💢


『もうすぐ修学旅行もあるし、そのときにでも呼び出して告白したらって俺言いました。
それまで見守っていればいいじゃないですか』

『潤・・・』

『そんなにかずの事が可愛くて心配なら、学校にもついてくればいいじゃないですか。
ずっと会ってなくて電話もかけてこない。
久しぶりに電話くれたと思ったらかずの話し。
俺はかずの友達であってお世話役じゃないんです。
ずっと会ってないんだから、もう少し俺の事も気にしてれてもいいじゃないですか!』


・・・ガチャ!


「もしもし?もしも・・・
何だよ何だよ、自分からかけてきておいて、黙ってきっちゃうなんて。
今度かけてきても、絶対でてやんないからな」









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