テキストサイズ

知らない世界

第42章 知らない世界

テレビや映画でしか知らなかったこの世界。
と言うかテレビや映画の中の事だけと思ってた。
かずと翔さんに会うまではね。
高校生活、青春真っ只中、よその組にかちこみに行って人質になり、大ケガして翔さん達に助けられた。
その組は解散、逆恨みから俺と翔さんが刺された。
そしてつい数ヵ月前、翔さん2代目襲名披露の日にかちこみにあい、襲われた。
出会ってから4年近くになるけど、普通に高校生生活をエンジョイしてたら経験しない事。
その4年近くで俺の人生、天と地がひっくり返った感じ。
まぁ、どっちが天でどっちが地かわかんないけどね。
でも今は翔さんと一緒にいられることを、凄くしあわせに感じている。


「あっ・あっ・いいっ・・・あぁん・いいっ」

「潤・・・気持ち・・・いいか?」

「あぁん・いいっ・・・
あんっ・もっと・・・もっと奥・・・」

「もっと?・・・ここか?」

「あんっ・そこっ・・・そこもっと・・・して」

「はっ・はっ・はっ・・・んっ・・・」

「あっ・あっ・だめっ・・・イクっ・イクっ」

「うっ・・・潤、いくぞ・・・」

「イクっ・イクっ・・・あっ・あぁぁぁ」

「うっ・うっ・あっ・・・」


俺達の関係は誰にも邪魔できない。
心も体も、もう引き離すことはできない。


「潤、俺達2人でてっぺん取ろうぜ」

「てっぺんって、もう2代目組長になったじゃねぇか」

「この世界のてっぺんだよ。
お前となら取れる気がしてきたよ」

「やっぱまだこの世界の事、よくわかんねぇよ」

「まぁ、少しずつ教えていってやるよ。
手取り足取り、腰もこうやって・・・」

「あぁん、翔さん。でもその前に・・・」

「その前に何だ?」

「俺をもう一度、てっぺんまでイカせて」

「いいよ。
何度でもてっぺんまでイカせてやるよ」

「あぁん・いいっ・・・」


もう2度と元の世界に戻ることはできない。








ーendー









エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ