テキストサイズ

知らない世界

第13章 まさかの告白

「とりあえず潤も雅紀も俺んちに寄るから。
それから2人を家まで送ってやってくれ」

「はい」

「でも忙しくないですか?」

「俺は今日、事務所泊まりだから、行くついでだから大丈夫」

「すみません」

「ありがとうございます!」


まったく雅紀はかるいね。


「潤がみんなにお土産を買ってくれたらしいよ」

「みんなに・・・
あっ、ありがとう。連中喜ぶよ」

「何かとお世話になってるんで、気持ちです」


家に着くと一斉に若い人達が、かずを出迎えに来た。


「お帰りなさい」

「若、お帰りなさいまし」

「若、おつとめご苦労様です」

「おつとめ言うな!意味変わってくるだろ!
修学旅行だよ、バカ!
潤、雅紀、上がって上がって」

「お邪魔します」


ヤ⚪ザのお出迎えは、圧倒されるよ。


「潤、やっぱかずん家すげぇな」

「あぁ、そうだな」

「どうした潤」

「えっ!?・・・いや別に」


ついついキョロキョロしてしまう俺。


「これ、よかったら皆さんで食べてください」

「お土産?
うわぁ、お土産なんてもらったことないから、嬉しいよ、ありがとう」

「何かとお世話になってるんで・・・」 


想像以上に喜んでくれて、ちょっとビックリだよ。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ