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『もっ、もしもし』

『・・・何してたの？』


うわぁ、機嫌悪い。


『ごめんなさい。帰りに飯でもって大野さんが
連れていってくれて、それで今帰った』

『お前だけか？』

『雅紀も一緒だよ』

『そっか・・・
何かあったのかと思って、心配したよ』

『ごめんなさい、断ったんだけど断り切れなくて』


正確に言うと、何かあったんだけど。


『うちのものが一緒なのに、お前に何かあったのかと思って・・・無事でよかった』


無事・・・じゃなかったけど。


『組のもんにお土産、ありがとうな。
すげぇ喜んでたよ』

『俺のお金じゃないし・・・
あのさ、翔さんにもお土産を・・・』

『俺へのお土産のこと、覚えてるか？』

『覚えてないわけじゃないけど・・・』

『いつくれる？』

『え～と・・・それは・・・』

『いつ？』

『あっ、明日』

『明日な。じゃあ待ってる』

『うん・・・』

『で、悪いけど若のことも教えてくれよ』


忘れてた！


『うん・・・わかった』

『じゃあ明日、今日はゆっくり体を休めろよ。
おやすみ潤』

『おやすみなさい、しょ・・・』

『好きだよ』

『・・・翔さん、あっ』


電話がきれた。