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知らない世界

第13章 まさかの告白

「いやっ・・・やめて・・・ください」


胸を押し返した。


「なっ、何するんですか!」

「すまない、気持ちを抑えきれなくて・・・
気持ち悪いなんて思わないでくれ。
お前を初めて見たときから、ずっと気になっていて、俺の気持ちを伝えられるのは今日しかないと思って」

「俺は、その・・・ごめんなさい。
今はそれしか言えません」

「お前なら女に不自由してないだろうし、男にこんなことされたくないよな」

彼女いない歴17年・・・面倒で言いたくない。


「俺の方こそすまなかった。
でも何かあったら、いつでも俺の事頼ってくれていいからな」

「はいっ、そのときはよろしくお願いします。
じゃあ、今日はありがとうございました。
おやすみなさい」


荷物を持ち家に入り、お袋に挨拶だけして自分の部屋に入った。


「はぁ・・・」


荷物とお土産をとりあえず置き、ベッドにドサッと寝転んだ。
机の上に置いたままの携帯を手にした。


「あっ、着信・・・」


翔さんから何度もかかってきている。
折り返しかけようかな?どうしようかな?
迷っていると、見事なタイミングで携帯がなった。


「翔さんからだ・・・どうしよう」







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