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知らない世界

第14章 子供から大人へ

「潤、立って」


言われた通りにソファから立ち上がった。
そのあと翔さんも立ち上がり、俺の腕を掴んだ。


「こっちにおいで」

「なっ、何翔さん・・・わぁっ!」


ベッドの前に来ると、軽く俺を突き飛ばした。
俺は仰向けにドサッと倒れた。


「何するんだよ」

「何するんだよって、本当にわかんねぇのか?」

「わかんねぇから聞いてるんだろ」

「本当にお前は可愛いな・・・まぁいいや。
俺が一つづつ教えていってやるから」

「教えるって何を?
人をベッドに突き飛ばして、何を教えるんだよ」


仰向けの俺に覆い被さり、俺の手のひらに自分の指を滑り込ませた。
そしてその手をギュッと握った。


「お前が、ガキから大人になる方法だよ」 

「大人に?・・・んふっ」


静かな部屋に舌を絡め合う音がイヤらしく響きわたる。
ソファでキスしたときよりもっと、体が芯から熱くなり、今まで感じた事ない異変を下半身に感じた。


「キスで感じたか?」

「何か俺、体がおかしいんだけど」

「おかしくないよ。それが普通なんだよ。
それが証拠に、ほらここ・・・」

「えっ!?・・・あんっ・・・」


異変を感じた下半身を握った。



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