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知らない世界

第15章 しばらくの別れ。

俺が“大人・・・”になったあの日から、翔さんと会うたびに体を重ねた。
これが翔さんが言う“順番”なのか、俺がHをすることに馴れてきたのかわからないけど、いろんな体位や日に日にHが激しくなっていく気がする。
別に嫌な訳ではない。
それはそれで・・・いいかなって。


「お~い潤、帰ろう」

「雅紀・・・ちょっと待って」


カバンに教科書を押し込む。


「お待たせ、雅紀・・・どうした雅紀?」

「何かさぁ、お前かわったよな」

「えっ!?俺のどこがかわった?
今まで通りだけどなぁ・・・」

「何て言うか、優しくなったと言うか、人当たりが柔らかくなったと言うか、男なのになんと言うか・・・何か色っぽくなったとような」


ドキッ!!


「はっ、はぁ?何だよそれ。
別に特別優しくなったとも思わないし、人当たりも今までと変わらないと思うし、だっ、だいたい男なのに色っぽいってなっ、何だよ・・・気持ち悪い」

「ん~うまく言えないんだけど。
俺が知っている潤と、何かが違うというか、変わったと言うか・・・」

「それでも俺はいつも通り。
何も変わっちゃいないよ・・・あっ」


翔さんからLINEが届いた。




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