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知らない世界

第17章 寂しい夜

『激しく擦ってみろ』

『はぁ・はぁ・・・先から何か出てきた』

『そんなにも気持ちよかったか?
じゃあもっと擦って、お前のイヤらしい声を聞かせてくれ』


言われるがまま、激しく自分を擦りあげた。


『あっ・あっ・翔さん・・・あんっ・いいっ』

『もっとだ潤・・・もっと擦って』

『あんっ・翔さん・・・もう・・・駄目』

『いいぞ・・・イケッ』

『翔さん・・・あんっ・翔さん・・・
あっ・イクッ・・・あぁぁぁ!』


電話で翔さんの声を聞きながら、初めて自分で擦ってイッた俺。
ベッドの上で、体をピクピクと痙攣させた。


『どうだった、自分でイクのは』

『はぁ・はぁ・・・何か・・・嫌だ』

『でも気持ちよかったんだろ?』

『でも・・・はぁ・はぁ・・・』

『でも何だ?俺にしてもらいたかったか?』

『・・・』

『まったく素直じゃないね。
俺はお前の声を聞いて、正直感じてきたけどな』

『翔さん・・・どうするの?
もしかして・・・呼ぶの?』

『しねぇよ。
いくら若の家の、自分の部屋とはいえ、呼べるわけねぇだろ?』

『じゃあ自分のマンションなら呼ぶのかよ』

『バ~カ、呼ばねぇよ。
ったくお前は本当にやきもちやきだな。
まぁ、そういうところも可愛いんだけどな』


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