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知らない世界

第3章 反省

俺はこの櫻井という人の服を借りることに。


「ほら、手伝ってやるよ」

「大丈夫です、1人で出来ます・・痛っ」

「無理するな・・・ほら」

「すみません・・・うっ・・・痛っ」


何だかいい匂いがする。
大人の匂いと言うか、何でかドキドキする、

少し派手だけど、サイズは俺にピッタリ。
服を着て、支えながら車に乗った。


「家はどの辺だ?」

「あそこのコンビニから・・・」


家までの道を説明した。


「わかった・・・向かってくれ」

「すみません、ご迷惑かけます」

「なにを言ってるんだ。
もとはと言えば、うちの若がいけないんだ。
これくらいのことは当然だよ」


それからしぱらく、沈黙が続いた。


「あの・・・」

「そう言えば・・・んっ、何だ?」

「いや、お先に」

「いいよ、先に言いなよ」

「はい・・・
あいつ、二宮はどうしてます?」

「あぁ、若は一応反省してくれたよ。
部屋にこもってると思う」

「あぁそうですか・・・」

「そんなこと聞きたかったのか?」

「まぁ、そうですね。
櫻井さん・・・でいいですか?
何か聞きたいことがあったんじゃ・・・」




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