知らない世界
第27章 戻った生活
何だかんだと話ながら、いつも間にか眠ってしまった俺達。
次の日もいつも通りに学校へ行くと、かずが駆け寄ってきた。
最近よく見る光景。
「おはようかず。今日は何だよ」
「おはよう潤。
昨日の夜聞いたんだけど、名張んとこ、解散させられるらしい」
「解散って?」
「早い話が組が潰れるってこと。
親父の事や、お前の事を東会の会長に報告して、緊急の会合で決まったらしい」
「ふぅ~ん・・・そう」
「何だよ、その気の抜けた返事は」
「そんなこと言われても、俺には何の実感もわかねぇよ。そう・・・としか言いようがねぇよ」
「まぁ、お前にとってはそうかもしれないけど、もう気兼ねなく遊びに行けるってことだよ」
「それは良かった良かった」
「ったく、お前も少しは関わったんだから、もう少し喜べよな」
「また一緒に遊んだり、お前も組の人達もうちの店に来たり出来るから嬉しいよ。
俺達もまた、お前ん家に遊びに行けるようになるわけだし・・・遊びに行ける?・・・!」
俺は今頃気が付いた。
と言うことは、翔さんともいつでも会えるってことだよな?
「それは良かった!
今はお袋いないけど、またいつでも来い!」
次の日もいつも通りに学校へ行くと、かずが駆け寄ってきた。
最近よく見る光景。
「おはようかず。今日は何だよ」
「おはよう潤。
昨日の夜聞いたんだけど、名張んとこ、解散させられるらしい」
「解散って?」
「早い話が組が潰れるってこと。
親父の事や、お前の事を東会の会長に報告して、緊急の会合で決まったらしい」
「ふぅ~ん・・・そう」
「何だよ、その気の抜けた返事は」
「そんなこと言われても、俺には何の実感もわかねぇよ。そう・・・としか言いようがねぇよ」
「まぁ、お前にとってはそうかもしれないけど、もう気兼ねなく遊びに行けるってことだよ」
「それは良かった良かった」
「ったく、お前も少しは関わったんだから、もう少し喜べよな」
「また一緒に遊んだり、お前も組の人達もうちの店に来たり出来るから嬉しいよ。
俺達もまた、お前ん家に遊びに行けるようになるわけだし・・・遊びに行ける?・・・!」
俺は今頃気が付いた。
と言うことは、翔さんともいつでも会えるってことだよな?
「それは良かった!
今はお袋いないけど、またいつでも来い!」