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知らない世界

第28章 初めての合コン

そして冬休みも終わり、俺達は大学、就職先、専門学校すべて決まり、後は卒業を待つだけになった。

そんなある日、いつものようにかずの家で遊んでいると、かずの携帯がなった。


『もしもし、どうした?
今、潤と雅紀が来てるんだ。お前も来ねぇ?』

「誰?」

「木村」

『うん・・・うん・・・えっ、マジで?
それで?・・・うん・・・』


何の話だ?


『わかった、2人に言っておくよ。
今度の土曜日な。じゃあな・・・』


今度の土曜日って俺・・・


「木村から合コンの誘い。
塾で知り合った女子高の子から誘われたらしい。
なぁ、行くだろ?」

「あっ、俺は行けないから、お前らで行ってこいよ」

「何だよ潤、何で行けないんだよ」

「えぇ・・・あのぉ・・・
土曜日は、家の事でちょっとあって・・・」

「その日じゃないと駄目なのか?」

「うん・・・まぁ・・・」


家の事と言うか、まぁ早い話が翔さんに会う日であって・・・


「家の事だったら、他の日に俺付いていってやるし・・・」


一人暮らしする部屋を探しに行く予定。


「潤が行かないなら俺もやめようかな」

「かずもやめるなら、俺もやめようかな」


こいつら何言ってんだ?

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