
知らない世界
第34章 覚悟
「ほら、できたぞ。
食べられるだけ食べろ」
「ありがとうございます」
美味しそうな卵粥。
熱々のうちに食べようと、手にしたレンゲをもう一度置いた。
「どうした?熱すぎたか?」
「大将俺、どうしたらいいんでしょうか」
「どうした?」
「俺、翔さんにも組の人達にもすごく迷惑かけてるなぁって」
「例えば?」
「組に関係ない俺が、カチコミみたいなことして捕まって、翔さんに助けられたり・・・」
「うんうん、それで」
「どこの誰だかわからないやつに狙われて、ボディーガードしてもらったり・・・」
「それから」
「それから今回の事も・・・
俺、このまま翔さんと一緒にいたら、また何か迷惑かけることが起きるんじゃないかって思って」
「そっか・・・」
大将は仕込みをしながら俺の話を聞いている。
「それで、櫻井さんと別れようとか考えたいるのか?」
「別れると言うか、俺は翔さんと一緒にいてはいけないのかもって・・・そう思って」
「別れられるのか?」
「えっ?」
「別れてもお前は平気なのか?」
「平気じゃない。
別れて会えなくなるのはつらいです」
お粥をすすった。
食べられるだけ食べろ」
「ありがとうございます」
美味しそうな卵粥。
熱々のうちに食べようと、手にしたレンゲをもう一度置いた。
「どうした?熱すぎたか?」
「大将俺、どうしたらいいんでしょうか」
「どうした?」
「俺、翔さんにも組の人達にもすごく迷惑かけてるなぁって」
「例えば?」
「組に関係ない俺が、カチコミみたいなことして捕まって、翔さんに助けられたり・・・」
「うんうん、それで」
「どこの誰だかわからないやつに狙われて、ボディーガードしてもらったり・・・」
「それから」
「それから今回の事も・・・
俺、このまま翔さんと一緒にいたら、また何か迷惑かけることが起きるんじゃないかって思って」
「そっか・・・」
大将は仕込みをしながら俺の話を聞いている。
「それで、櫻井さんと別れようとか考えたいるのか?」
「別れると言うか、俺は翔さんと一緒にいてはいけないのかもって・・・そう思って」
「別れられるのか?」
「えっ?」
「別れてもお前は平気なのか?」
「平気じゃない。
別れて会えなくなるのはつらいです」
お粥をすすった。
