
知らない世界
第38章 領域
ある日、かずから久しぶりに会いたいと連絡がら入った。
気持ちの整理がついたのかな?
バイトが休みなので、かずの家に遊びに行った。
かずに会うのは、翔さんと盃をかわして以来。
車を玄関前に止めると、若い人が駆け寄り、ドアを開けてくれた。
「ご苦労さん。
櫻井の兄貴は今、取り込み中だけど」
「今日はかずに会いに来たんだ。います?」
「若はご自分の部屋にいるよ。
潤、車を止めてくるから鍵かしてくれ」
「すみません、ありがとうございます」
組の人達はタメ口なものの、俺の扱いは以前より丁寧。
それが俺にはちょっとむずがゆい。
「こんにちは!かずいますか?」
「おぉ、潤・・・若は部屋だよ。
声かけてくるから、あがれ」
「お邪魔します」
「おいっ、誰かいないか?」
かずの部屋に向かう途中、大広間から翔さんの声がした。
「はいっ、お呼びですか?」
若い人が大広間を開けると、そこには翔さんと大野さん、それに神崎さんの姿が見えた。
「3人で何話してるんだろう?」
気にしながらかずの部屋に向かった。
「若、潤が来ました」
部屋のドアが開いた。
「潤、いらっしゃい」
「よっ、久しぶり」
何だろう、ちょっと照れくさい。
「ケガのほうはどうだ?」
「おかげさまですっかりよくなったよ。
バイトも頑張って行ってるよ」
「櫻井と一緒に暮らしてるなら、バイトして稼がなくてもいいんじゃねぇの?」
「一緒にいるからって頼ってばっかいたらダメだからさ。
自分でできることは自分でやらないと」
「お前のそう言うところが、うちのもんに好かれるんだな」
やっぱり照れくさい。
気持ちの整理がついたのかな?
バイトが休みなので、かずの家に遊びに行った。
かずに会うのは、翔さんと盃をかわして以来。
車を玄関前に止めると、若い人が駆け寄り、ドアを開けてくれた。
「ご苦労さん。
櫻井の兄貴は今、取り込み中だけど」
「今日はかずに会いに来たんだ。います?」
「若はご自分の部屋にいるよ。
潤、車を止めてくるから鍵かしてくれ」
「すみません、ありがとうございます」
組の人達はタメ口なものの、俺の扱いは以前より丁寧。
それが俺にはちょっとむずがゆい。
「こんにちは!かずいますか?」
「おぉ、潤・・・若は部屋だよ。
声かけてくるから、あがれ」
「お邪魔します」
「おいっ、誰かいないか?」
かずの部屋に向かう途中、大広間から翔さんの声がした。
「はいっ、お呼びですか?」
若い人が大広間を開けると、そこには翔さんと大野さん、それに神崎さんの姿が見えた。
「3人で何話してるんだろう?」
気にしながらかずの部屋に向かった。
「若、潤が来ました」
部屋のドアが開いた。
「潤、いらっしゃい」
「よっ、久しぶり」
何だろう、ちょっと照れくさい。
「ケガのほうはどうだ?」
「おかげさまですっかりよくなったよ。
バイトも頑張って行ってるよ」
「櫻井と一緒に暮らしてるなら、バイトして稼がなくてもいいんじゃねぇの?」
「一緒にいるからって頼ってばっかいたらダメだからさ。
自分でできることは自分でやらないと」
「お前のそう言うところが、うちのもんに好かれるんだな」
やっぱり照れくさい。
