知らない世界
第42章 知らない世界
「んっ・・・夢だったのか?
あっ、神崎さん」
「目が覚めたか?」
そこにいたのは翔さんじゃなく、神崎さんだった。
何か違和感を感じ、キョロキョロ見回すとそこは違う病室だった。
「神崎さん、部屋・・・違いますよね」
「あぁ、違う病室変えてもらったよ」
「翔さんは?
・・・大野さんはどうしたんですか?
俺に会いに来てくれてたはずなんだけど」
「それは・・・」
何か神崎さんの様子がおかしい。
「神崎さん、俺に何か隠してます?」
「・・・」
「ねぇ神崎さん・・・うっ・・・
あれっ、俺何で腕ケガしてるんだ」
何も言わない神崎さん。
俺、背中を撃たれて病院来たんだよな。
なのにいつ腕撃たれたの?
また俺、記憶がぶっ飛んでるのか?
「どうした潤、気分でも悪いのか?」
「いや別に、大丈夫です。
すみませんが、お茶もらってもいいですか?」
「お茶か?待てよ、飲ませてやるから」
カップに入れたお茶を飲ませてくれた。
「この前もこんな風に飲ませてもらいましたね」
「そうだったな」
「あっ、ありがとうございます。
ねぇ神崎さん、何があったか話してくれますか」
「何って・・・」
「教えてください。
ちゃんと俺、受け入れますから」
「大野の兄貴から、口止めされてるら・・・」
「大野さん?
翔さんじゃなくて大野さんにってどういう事?
翔さんはどうしたの?」
「・・・」
「お願いです、神崎さん。
俺だって組とは無関係な人間じゃないんです。
知る権利あります。
全部受け入れますから、お願い教えてください」
何も答えず下を向いていた神崎さんが、俺の目をじっと見つめた。
「わかった、責任は俺がとる。
今から話すこと、しっかりと受け止めろよ」
「はい」
思い口を開き、話し出した。
あっ、神崎さん」
「目が覚めたか?」
そこにいたのは翔さんじゃなく、神崎さんだった。
何か違和感を感じ、キョロキョロ見回すとそこは違う病室だった。
「神崎さん、部屋・・・違いますよね」
「あぁ、違う病室変えてもらったよ」
「翔さんは?
・・・大野さんはどうしたんですか?
俺に会いに来てくれてたはずなんだけど」
「それは・・・」
何か神崎さんの様子がおかしい。
「神崎さん、俺に何か隠してます?」
「・・・」
「ねぇ神崎さん・・・うっ・・・
あれっ、俺何で腕ケガしてるんだ」
何も言わない神崎さん。
俺、背中を撃たれて病院来たんだよな。
なのにいつ腕撃たれたの?
また俺、記憶がぶっ飛んでるのか?
「どうした潤、気分でも悪いのか?」
「いや別に、大丈夫です。
すみませんが、お茶もらってもいいですか?」
「お茶か?待てよ、飲ませてやるから」
カップに入れたお茶を飲ませてくれた。
「この前もこんな風に飲ませてもらいましたね」
「そうだったな」
「あっ、ありがとうございます。
ねぇ神崎さん、何があったか話してくれますか」
「何って・・・」
「教えてください。
ちゃんと俺、受け入れますから」
「大野の兄貴から、口止めされてるら・・・」
「大野さん?
翔さんじゃなくて大野さんにってどういう事?
翔さんはどうしたの?」
「・・・」
「お願いです、神崎さん。
俺だって組とは無関係な人間じゃないんです。
知る権利あります。
全部受け入れますから、お願い教えてください」
何も答えず下を向いていた神崎さんが、俺の目をじっと見つめた。
「わかった、責任は俺がとる。
今から話すこと、しっかりと受け止めろよ」
「はい」
思い口を開き、話し出した。