知らない世界
第8章 打ち上げの日に
「イタタタッ・・・イテェなクソガキ」
「誰だテメェは?」
「マジになりやがって・・・
お前は洒落も通じねぇのかよ」
「あれっ?その声は・・・」
薄暗い部屋でうずくまり痛がっている人影に恐る恐る近づいてみた。
「わぁっ!!」
顔をあげるとそのまま俺を壁ドンした。
「お前とまともにやりあったら、勝てる気がしねぇよ」
「櫻井さん?何してるんですか?」
「してるんじゃなくて、これからするの」
「はぁ!?・・・ンフッ!」
この前、何度もしたキスなのに馴れない俺。
瞬間冷凍のごとく、体が固まった。
「何だよ、まだ馴れないのか?
まったく可愛いやつだな」
「だってすぐそこにかずも、クラスの連中もいるんですよ。見つかったらどうするんですか」
「大丈夫。
ここは俺が泊まる俺の部屋だから、誰も来ないよ」
「そう・・・ですか。
あぁ俺、飲み物取りに行かないといけないので」
「まだいいだろ?」
「もう飲み物がなくなってきたから」
「お前は働き者だな」
腕をすり抜けようとする俺を、ギュッと抱き締めた。
「潤・・・」
耳元で優しく名前を囁かれると、ドキッとすると同時に、背中がゾクッとした。
「誰だテメェは?」
「マジになりやがって・・・
お前は洒落も通じねぇのかよ」
「あれっ?その声は・・・」
薄暗い部屋でうずくまり痛がっている人影に恐る恐る近づいてみた。
「わぁっ!!」
顔をあげるとそのまま俺を壁ドンした。
「お前とまともにやりあったら、勝てる気がしねぇよ」
「櫻井さん?何してるんですか?」
「してるんじゃなくて、これからするの」
「はぁ!?・・・ンフッ!」
この前、何度もしたキスなのに馴れない俺。
瞬間冷凍のごとく、体が固まった。
「何だよ、まだ馴れないのか?
まったく可愛いやつだな」
「だってすぐそこにかずも、クラスの連中もいるんですよ。見つかったらどうするんですか」
「大丈夫。
ここは俺が泊まる俺の部屋だから、誰も来ないよ」
「そう・・・ですか。
あぁ俺、飲み物取りに行かないといけないので」
「まだいいだろ?」
「もう飲み物がなくなってきたから」
「お前は働き者だな」
腕をすり抜けようとする俺を、ギュッと抱き締めた。
「潤・・・」
耳元で優しく名前を囁かれると、ドキッとすると同時に、背中がゾクッとした。