
知らない世界
第8章 打ち上げの日に
「はぁ?なっ、何言ってるんですか?」
「何って、やきもちじゃなければ出来るだろ?」
「それ関係なくないですか?」
「やきまちやいてるから、怒れてできない。
違うならできるよな」
「何その理屈」
「ほら、潤」
「・・・」
俺は少し背伸びをして、櫻井さんの肩に手をおき唇を近づけた。
そして触れるだけのキスをした。
「これでいいですか?」
「上手くないけど、許してやろう」
「下手ですみませんでしたね。
誰かと違ってなれてないもんですから」
「ほらまたスネた。
本当に可愛いやつだな、お前は」
またギュッと抱き締められた。
素直に体をあずけると、いつものタバコの匂いと香水の匂い、そして櫻井さんの心臓の音を感じた。
抱き締める力が緩まり、少し顔をあげると、近付いてきた唇がそっと重なった。
「ふんっ・・・はぁ・・・」
体は固まることなく、櫻井さんの首に手を回し、舌を絡めあった。
「潤!」
かずの俺を呼ぶ声で慌てて体を離した。
「ヤバい・・・キッチンに行かなきゃ」
「こっちのドアから行けば、若に会わずに直ぐキッチンに行ける」
そのドアの前で俺は一瞬立ち止まった。
「何って、やきもちじゃなければ出来るだろ?」
「それ関係なくないですか?」
「やきまちやいてるから、怒れてできない。
違うならできるよな」
「何その理屈」
「ほら、潤」
「・・・」
俺は少し背伸びをして、櫻井さんの肩に手をおき唇を近づけた。
そして触れるだけのキスをした。
「これでいいですか?」
「上手くないけど、許してやろう」
「下手ですみませんでしたね。
誰かと違ってなれてないもんですから」
「ほらまたスネた。
本当に可愛いやつだな、お前は」
またギュッと抱き締められた。
素直に体をあずけると、いつものタバコの匂いと香水の匂い、そして櫻井さんの心臓の音を感じた。
抱き締める力が緩まり、少し顔をあげると、近付いてきた唇がそっと重なった。
「ふんっ・・・はぁ・・・」
体は固まることなく、櫻井さんの首に手を回し、舌を絡めあった。
「潤!」
かずの俺を呼ぶ声で慌てて体を離した。
「ヤバい・・・キッチンに行かなきゃ」
「こっちのドアから行けば、若に会わずに直ぐキッチンに行ける」
そのドアの前で俺は一瞬立ち止まった。
