テキストサイズ

風俗課に配属されました

第40章 南瑞樹の秘密事情①

本音を言えば五十嵐の思想に
助けられた部分はある。

五十嵐と若菜を奪い合うつもりは無い。

俺らの勝手に若菜を巻き込みたくない。

……綺麗事だな。

既に若菜を不倫という現実に
巻き込んでしまっている。

「離婚は考えています?」
「いや……離婚はしない」

5人の子供のこともそうだが
俺自身が妻離れ出来ない。

「若菜を泣かせないでください。
俺が言いたいのはそれだけです」

五十嵐の真剣な眼差しに嘘は無かった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ