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カラダからはじまった愛は~もうひとつのキセキ~

第2章 はじまりは

まだ、地理的なところを把握していなかったので、スマートフォンでグーグルマップを使って、緑ヶ丘高校に向かった。

そこは静かな住宅街の中にある高校。夜の道はひと通りがほとんどなかった。 

胸の鼓動は全身に伝わるくらい激しく強かった。

 「正門前 に着きましまた」

緊張した、指で落ち着いてメールを打って送った。

数分後に返事がきた。

 「すぐにいきます」

わかりやすいように街灯近くで待った。

鼓動はどんどん強くなっている。

周りの静けさが緊張をより高めていた。

前から、ひとりの女性が足早に近寄ってきた。
瑠衣さんだった。

「 乗っていい? 」   

暗がりだったが、いつもより魅力的に綺麗な姿に見えていた。鼓動は一瞬とまったように感じた。

 「 会いたくなっちゃった… 」

どうしたらいいかわからずに、戸惑いながらも、瑠衣さんの手に自分の手を重ねた。

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