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　約束の日。
待ち合わせ場所に行く途中で、ふたりになれる場所をインターネットで事前に調べ、経路も確認して、約束の場所へ向かった。

何をどうしたらよいか、わからないまま、とにかくふたりになれる事を考えた。

昨夜の事があったが、決して体だけじゃなく、心から瑠衣さんが好きになっている事を伝えたいと考えていた。

時間通りにラウンドワンの屋内駐車場に着こうとしていた。

　「　4階にいます　」

瑠衣さんからのメール。
階を上っていくにつれ、緊張が高まっていった。
昨夜の、瑠衣さんの感触がよみがえって来て、さらに緊張が高まっていった。

4階に着き、瑠衣さんを探した。

見たときのある車から、瑠衣さんが自分にわかるように手を降ってくれた。

隣に駐車して、瑠衣さんがこちらに近寄ってくれて、

　「　乗っていい？　」

そう言って、後部座席に乗ってもらった。

早速、

「　…来る途中に　ホテルあったからそこで…」

「　あっ、そこじゃなくて　神山の方で…」

瑠衣さん、決めてくれてだと思い、嬉しかった。

ホテルまでの移動中、沈黙の時間があった。

何を話せばいいのか、考えているうちに、目的のホテルに着いた。