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カラダからはじまった愛は~もうひとつのキセキ~

第1章 転勤

振り返って、瑠衣さんの瞳をみつめた。

こころに稲妻のような衝撃を受けた。

     『恋におちた』

その言葉で理解できる心境だった。

『好きです。』と言われたわけではなく、『癒やしです。』と言ってくれた瑠衣さん。その彼女の『好き』以上の気持ちを、この時すでに感じとっていたかもしれない。

  「あっ なんでもありません」

瑠衣さんから、その空気をかえてくれた。

2階事務所の自分の机の席に座って、冷静に考えようとした。
でも、まだ胸の鼓動は大きく早かった。

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