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夜空は百合の花を狂気的に愛す

第3章 ムラサキツユクサ



家に着けば、どっと疲れが押し寄せた。

今日はすぐに眠れそうだわ…

「2人とも、今日は本当にありがとう。すごく楽しかったわ。」

改めて2人にお礼を言えば、きょとんとした顔をされた。

私何か間違ったこと言ったかしら…?

「ユリさん、まだデートは終わりじゃないよ?」

「え?でも…」

「デートって言ったらさ、やっぱイチャイチャがあるじゃん!」

目を三日月にして笑う夜くん。

イチャイチャ、って…なに?

不思議に思っていれば、じゃあ行こうと私の部屋に連れて行かれた。

「私の部屋?なにするの?」

「ユリさんここ座って」

「ええ…んっぅ」

ベッドに座った夜くんに隣をぽんぽんとされて大人しく隣に座ればいきなりキスをされた。

イチャイチャってまた、これ!?

内心焦りながらも深いキスに思考が停止する。

そんな私に後ろから空くんが器用に下着を外して胸に直接触れてきた。

「ぁ…っだ、め」

「ん、ユリ、きもちいい?」

「ひっぅ…んぅ…あ」

骨ばった空くんの手が私の胸を包み込んで優しく揉まれる。

私また…あれをされてる…

ぎゅっと胸の先端を摘まれて声にならない声が出る。

そろそろ息も吸えなくて身体に力がなくなっていく。背後の空くんにくたと身をよせる。

「…ユリさん今日空とばっかイチャついて妬けちゃうなー」

唇を離した夜くんが火照った目で私を見る。

そして夜くんはあろうことか私のスカートの中に手をいれた。

「やっ!やめて!」

「ユリさん、俺はダメなの?空はいいのに…」

夜くんの腕を掴めば、悲しそうな顔で私を見つめていた。

どうも私はその顔に弱いみたいで手を離してしまった。

「ふふ、ユリさんて本当に優しい」

その手は私の下着の上から秘部を厭らしくなぞった。

途端にひっと声が出る。

何度も何度もこすられて身体が痺れる。

「ユリさん、すごい濡れてる。空に胸弄られてるからかな?可愛い」

「やっ…あっ…あ」

言いようのない恥ずかしさに身をよじる。

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