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☆時計じかけのアンブレラ☆

第9章 Gimmick Game

「…松潤…?」

急に黙り込んだ俺を、リーダーは首を傾げて覗き込んだ。

「………俺、ニノと…」


俺は今までのことを全部話した。

熱愛の記事のことも……。


「本人には聞いてみた?」

「なんでもないって……。


俺ってただの…セフレだったのかな、って。

…もう…わかんないよ……」


「…潤…」

そのとき、ふわっと手が伸びてきて、リーダーは俺を強く抱き締めた。


「…俺がいるから……」


涙が溢れてきた。

「…うん…」


ふいに抱き締められていた手が緩んで、そのまま俺の顔の方へ……。


そしてキスされた。

心臓がドクンと音を立てた。

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