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☆時計じかけのアンブレラ☆

第14章 虹


収録が終わり、帰り際に大野さんがポンポンと優しく潤くんの頭を叩く。

まるで早く仲直りしろよ、って言ってるみたいに…。
「お先でーす」
「またね〜」
「お疲れ様〜」
「「お疲れ様〜」」

そして、潤くんと楽屋に2人きりになった…。

「…かず、帰るよ」
「…うん」

潤くんの車の助手席に乗り込む。


話を切り出せなくて沈黙が続く…。


俺は俯いたまま、車窓から流れる景色を見ていた…。

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