
☆時計じかけのアンブレラ☆
第14章 虹
side N
「なにはともあれ、わかってもらえて良かったね」
斗真が帰って、食事の後片付けをしながら言った。
「俺が、かずと付き合ってるって報告しておけばこんなことにならなかったのかなぁ…」
「もうやめやめっ。わかってもらえたんだからいいのっ。潤くんはすぐ思いつめちゃうんだから。もう気にしないでっ。
…って俺が言える立場じゃないけど」
「そうだね」
潤くんはようやく笑顔を見せてくれた。
そのとき…、
「…うっ…」
「潤くん!?」
潤くんが口を押さえて慌てて洗面所に向かった。
「はぁっ…、はぁっ…」
「どうしたの…?気持ち悪いの?
潤くん…?」
「なにはともあれ、わかってもらえて良かったね」
斗真が帰って、食事の後片付けをしながら言った。
「俺が、かずと付き合ってるって報告しておけばこんなことにならなかったのかなぁ…」
「もうやめやめっ。わかってもらえたんだからいいのっ。潤くんはすぐ思いつめちゃうんだから。もう気にしないでっ。
…って俺が言える立場じゃないけど」
「そうだね」
潤くんはようやく笑顔を見せてくれた。
そのとき…、
「…うっ…」
「潤くん!?」
潤くんが口を押さえて慌てて洗面所に向かった。
「はぁっ…、はぁっ…」
「どうしたの…?気持ち悪いの?
潤くん…?」
