
☆時計じかけのアンブレラ☆
第14章 虹
side M
海が望めるゲストハウスでの結婚式。ほんとに内輪だけの。
翔くんが司会進行を務めてくれている。
指輪の交換、結婚証明書にサインをして順調に式が執り行われていく…。
「ここで、新婦……コホン、失礼。新郎・二宮さんから新婦・松本さんへのお手紙があります」
え?俺、聞いてないんだけど。
かずが翔くんから手紙を受け取って読み始めた。
「私とあなたが出会ったのは事務所のレッスン場ですね。
あなたの第一印象は真面目だなという印象でした。
あなたの人懐っこさのおかげで、我々はすぐに仲良くなりました。
まだあなたは私よりも小さくてとても可愛かったのを覚えています。
嵐としてデビューしてからは、いろいろ不安なときもありましたね。トゲトゲしてた時代もありましたね(笑)。
全部見てきました。
でもあなたの根本的なものは何も変わってません。優しくて、温かくて。
そして、あなたはいつもコンサートの演出を手掛けてくれています。
誰よりも遅くまで残って、スタッフの方と打ち合わせをしてくれています。
我々が最高のパフォーマンスを発揮出来るのはあなたのおかげです。
何事にも一生懸命で。
私はそんなあなたをいつも誇りに思っています。
大好きです。
あなたも、お腹の子も幸せにします。
これからもずっと一緒にいてください。
そして……、これからも私においしいご飯を作ってください。
愛する潤くんへ。二宮和也」
涙がゆっくりと頬を伝った。
「二宮さん、ありがとうございます」
翔くんが拍手を送る。
「ニノちゃん、カッコいい…!」
「最後ニノらしいね」
「ほんと」
リーダーと相葉くんの瞳からも涙が零れていた。
海が望めるゲストハウスでの結婚式。ほんとに内輪だけの。
翔くんが司会進行を務めてくれている。
指輪の交換、結婚証明書にサインをして順調に式が執り行われていく…。
「ここで、新婦……コホン、失礼。新郎・二宮さんから新婦・松本さんへのお手紙があります」
え?俺、聞いてないんだけど。
かずが翔くんから手紙を受け取って読み始めた。
「私とあなたが出会ったのは事務所のレッスン場ですね。
あなたの第一印象は真面目だなという印象でした。
あなたの人懐っこさのおかげで、我々はすぐに仲良くなりました。
まだあなたは私よりも小さくてとても可愛かったのを覚えています。
嵐としてデビューしてからは、いろいろ不安なときもありましたね。トゲトゲしてた時代もありましたね(笑)。
全部見てきました。
でもあなたの根本的なものは何も変わってません。優しくて、温かくて。
そして、あなたはいつもコンサートの演出を手掛けてくれています。
誰よりも遅くまで残って、スタッフの方と打ち合わせをしてくれています。
我々が最高のパフォーマンスを発揮出来るのはあなたのおかげです。
何事にも一生懸命で。
私はそんなあなたをいつも誇りに思っています。
大好きです。
あなたも、お腹の子も幸せにします。
これからもずっと一緒にいてください。
そして……、これからも私においしいご飯を作ってください。
愛する潤くんへ。二宮和也」
涙がゆっくりと頬を伝った。
「二宮さん、ありがとうございます」
翔くんが拍手を送る。
「ニノちゃん、カッコいい…!」
「最後ニノらしいね」
「ほんと」
リーダーと相葉くんの瞳からも涙が零れていた。
