
☆時計じかけのアンブレラ☆
第15章 花
side M
―――数週間後。
今日はかずのドラマ『ブラックペアン』の初回放送日。
俺はリアルタイムで見ようとお風呂も済ませ、テレビの前に陣取っていた。
かずはドラマや雑誌の撮影で仕事が立て込んでたようだけど、もうすぐ帰って来れるらしい。
ガチャ
ドラマを見始めて暫くすると帰ってきた。
「ただいま〜」
「おかえり〜」
かずはリビングに入ってきて、俺とテレビを見るなり、
「潤くん、そんな気合い入れて見ないでよ(笑)」
と言い放った。
さっきのLINEか。
俺が送った
『かず、お疲れ様〜(^^)
バッチリ9時から見るからね〜』
っていうメッセージ。
「いや、普通でしょ(笑)?家族がテレビに出てるんだよ?」
俺がそう言うと、かずははぐらかすように
「お風呂入ってくる」
そそくさとお風呂にいってしまった。
「一緒に見ないの〜?」
「録画してんでしょ?あとで見るー」
そんな声が浴室から返ってきた。
―――数週間後。
今日はかずのドラマ『ブラックペアン』の初回放送日。
俺はリアルタイムで見ようとお風呂も済ませ、テレビの前に陣取っていた。
かずはドラマや雑誌の撮影で仕事が立て込んでたようだけど、もうすぐ帰って来れるらしい。
ガチャ
ドラマを見始めて暫くすると帰ってきた。
「ただいま〜」
「おかえり〜」
かずはリビングに入ってきて、俺とテレビを見るなり、
「潤くん、そんな気合い入れて見ないでよ(笑)」
と言い放った。
さっきのLINEか。
俺が送った
『かず、お疲れ様〜(^^)
バッチリ9時から見るからね〜』
っていうメッセージ。
「いや、普通でしょ(笑)?家族がテレビに出てるんだよ?」
俺がそう言うと、かずははぐらかすように
「お風呂入ってくる」
そそくさとお風呂にいってしまった。
「一緒に見ないの〜?」
「録画してんでしょ?あとで見るー」
そんな声が浴室から返ってきた。
