
☆時計じかけのアンブレラ☆
第16章 Be with you
手術後、麻酔が切れじわじわと押し寄せた痛みに、痛み止めの注射を打ってもらい、ただただ疲れてぐっすり眠ってた。
赤ちゃんに会えたのはまだ30分くらい。
生まれたのが日付が変わった未明だったから、かずは一旦帰って、また面会時間に来てくれた。
「赤ちゃん見てきたよ〜」
「どうだった?」
「可愛かった。スースー寝てたよ。あ、写真撮ってきたよ。見る?」
かずは赤ちゃんの様子が気になるみたいで、面会時間の間、何度も新生児室に見に行ってた。
その度に俺にああだったとか、こうだったとか話してくれた。
俺は、とにかく眠くて…。
うっすらとした記憶のなか、かずが俺の手をきゅっと握ってくれたのはなんとなく感じた。
窓辺からの心地よい風で、俺はまどろみの中へ落ちていった……。
赤ちゃんに会えたのはまだ30分くらい。
生まれたのが日付が変わった未明だったから、かずは一旦帰って、また面会時間に来てくれた。
「赤ちゃん見てきたよ〜」
「どうだった?」
「可愛かった。スースー寝てたよ。あ、写真撮ってきたよ。見る?」
かずは赤ちゃんの様子が気になるみたいで、面会時間の間、何度も新生児室に見に行ってた。
その度に俺にああだったとか、こうだったとか話してくれた。
俺は、とにかく眠くて…。
うっすらとした記憶のなか、かずが俺の手をきゅっと握ってくれたのはなんとなく感じた。
窓辺からの心地よい風で、俺はまどろみの中へ落ちていった……。
