テキストサイズ

☆時計じかけのアンブレラ☆

第2章 復活LOVE

「よし!」
支度が出来て、マネージャーから
「今から行きます」
という連絡も来た。

両頬をパンパンと叩いて気合を入れて、玄関を開けた。





「!?
潤くん!!」

玄関の外にはブランケットに包まってる潤くん。
少し顔色が悪い。

「はっ!?何やってるの!?こっち入って!」

「かず…、ほんとにごめん。俺…かずの気持ちも知らないで……

謝っても謝りきれない」

「もうバカなんだから…。
体冷たいよ…」

春になって少し暖かくなってきたとはいえ、朝晩は冷える。

潤くんの体は冷え切ってしまっていた。

「早くあったまらないと…」

「かず、仕事でしょ。俺のことはいいから…行って」

「―――なるべく早く切り上げて帰ってくるから!休んでてよ!」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ