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☆時計じかけのアンブレラ☆

第17章 同じ空の下で

「寝てねーよっ」

「…え?」

「寝ないんだよっ!何、のんきにゲームやってんのっ?」


―――あーあ、俺サイテーだ……。

完全に八つ当たり……。


「…代わるよ」

そう言うとかずは俺の代わりに寝室に入っていった。

ひよりは暫く泣いてた。


暫くすると泣きつかれたみたいで眠りについたようだった。


「……もう寝るね」

「……」


最低、最悪。

母親失格だよ……。



やることを終えて寝室に入ると、かずはこちらに背を向けて寝ていた。


「ひよ、怒っちゃってごめん……」

隣で寝息をたてているひよりの小さい手を握りながら、心の中で呟いた。



一筋の涙が枕にこぼれて、唇を噛み締める。

わかってる。自分が悪いって……。

それなのに、イライラをかずのせいにしようとして、何とか今の自分を保とうとしていた―――…。

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