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☆時計じかけのアンブレラ☆

第17章 同じ空の下で

仕事から帰ってきたかずに、離乳食をあげたことを話すと。

「昔さ、我々の番組でチャイルドマインダーの企画あったじゃん?」

「あったあった」

「そのとき潤くん、ちゃんと離乳食作ってたじゃない?俺、潤くんほんといい母親になりそうだな~って思ったの(笑)」

「そう?でも俺も、かずっていいお父さんになりそうだなって思ったよ?
子ども、全然不得意には見えなかったよ?髪切るのとか俺、絶対ムリだし」

「お互い同じこと思ってたんだね(笑)」

「当時は、こうして結婚して2人で子ども育てるなんて想像もしなかったね」

「考えもしなかったよ」

「おしえてあげたいね」

「何て言うの?」

「頑張っていればいいことが待ってるよって」

「ふふっ。潤くん、俺と結婚して良かったと思ってくれてるんだ?」

「当たり前じゃん」

即答する俺に、溢れんばかりのドヤ顔を浮かべたかずなのでした(笑)。

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