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☆時計じかけのアンブレラ☆

第17章 同じ空の下で

side N


気怠い身体をキレイにして、2人でベッドに潜りこむ。

俺は天井を見上げながらおもむろに呟いた。

「もうすぐだね」

「そうだね。もうすぐ…」

「我々が発表したらみんなどんな反応するだろうね」

「時間はかかるかもしれないけど、きっといつかわかってくれるよ」

「そうだね…」

「かずにしては弱気だね?
皆で決めたことだから大丈夫!」

そう言った潤くんの瞳はもう何の迷いもないように見えた。


「それに、俺にはかずがいるから」

布団のなか潤くんが俺の手をギュッと握って微笑んだ。

「うん」

潤くんが笑うから、俺も笑顔になる。

この笑顔に安心させられていたのは俺の方だったのかもしれないな。


「かず……、愛してる」

「潤くん…、愛してるよ」

おやすみのキスをして眠りについた。



きっと大丈夫。

ううん、絶対大丈夫だよ。

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