
☆時計じかけのアンブレラ☆
第17章 同じ空の下で
俺は潤くんの助けになれてるのかな。
こないだも俺が帰ると、潤くんはパソコンに向かって作業したままテーブルに突っ伏して寝てた。
ほんとに……、頑張りすぎだよ。
寝室から持ってきた毛布を掛けると
「……ん、ヤベッ寝ちゃってた。
あ、かず。おかえり」
寝ぼけ眼でそう言った。
頬に跡が付いてる(笑)。かわいいなあ。
いつだったか。
番組で共演した他のアーティストさんに「嵐さんのコンサートを参考にさせていただいてます」って言われたの。
それってすごいことじゃない?
今だったら「俺の奥さんが作ってるの」ってドヤ顔で語っちゃうよ(笑)。
ほんとにさ。鼻が高いよね。
それくらい誇りに思ってる。
俺は、潤くんを影で支える存在になれてたらいいな。
