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☆時計じかけのアンブレラ☆

第2章 復活LOVE

side N

「潤くんずっと外にいたの…?」

「ううん。一回、海浜公園に行ってた。
前にかずと2人で歩いたとこ。
そこで海見てた。で、日が出てからこっちに戻ってきた」

「もう…バカ…」

「俺が帰る場所は…かずのとこしかない」

俺の頬を涙が伝う。

「…潤くん



おかえり」

「…かず、ただいま」

「寂しかった…」

「ごめん…ごめんね」

我慢してた思いが一気に溢れた。
俺達は抱き合って泣いた。


「かず、俺これからは、遅くなるときは必ずその日に連絡する。飲み会も減らす。
かずも、何かあったら遠慮しないで俺には言ってね」

「うん。わかった」

潤くんを信じよう、と思えた。

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