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良太郎「…」

明「あ、のさ…」

良太郎「…暗くなってきたし早く帰れ…
女だし親が心配するぞ…」

明「…」

良太郎「それとも何、まだ足りないとか
お前もなかなか」

明「帰るよ、帰ります！！」

良太郎「…」


様子が少し変だったから心配していたが
良太郎の言葉、態度を見る限り
心配する事はなかった
でも本当は…


良太郎「ダメだな、俺…」


乱暴な言葉に隠された良太郎の気持ち
それを知るのは良太郎一人
本人だけだった


良太郎「…」

女性「あ、やっと見つけた」

良太郎「…何だよ」

女性「ほらっ、おばさんが心配するから
早く帰るよ」


現れたのは白衣に身を包んだ綺麗な女性
接し方から教師と生徒ではない
そんな雰囲気だった


女性「良太郎、聞いてるの？」

良太郎「聞いてるよ」


彼女は一体、何者なのか…