BOYチェンジGIRL~僕が変わればSEXも変わる~
第16章 雨の日のさよらな
明「あ、雨だ…」
帰る途中、間に合うかと思ったが
雨が降ってきてしまった
明「冷たっ、急がないと…」
鞄で雨を遮るようにし家まで向かった
その途中、明は偶然にも
和彦を見つけた
和彦「…」
明「あれっ、先生?」
和彦「…」
傘を持っていなかったのか
雨に濡れたまま一人立ち尽くしていた
和彦「…」
明「先生、どうしたんですか」
和彦「…明さん…」
明「ずぶ濡れじゃないですか、とりあえ
ず、どこか雨宿り出来る場所…」
和彦「…僕はもう…先生じゃないです…
辞めたんです…」
明「辞めた?どうして…」
和彦「…」
和彦は母のお気に入り
以前一度、家庭教師を辞めた時も
母が必死にお願いして家庭教師を続けて
もらった
だから母が辞めさせたとは考えづらく
決めたのは和彦本人のようだ
だけど何故…
明「先生!?」
和彦「…僕は…最低な事をしたんです…
取り返しのつかない事を…」
明「…?」
和彦「取り返しのつかない事を明さんに
してしまったんです…だから…」
明「えっ…と…」