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良太郎「失礼します、お客様、良ければ
食後のデザートをお持ち…」

明「…」

良太郎「寝てる？」

明「…」


仕事の合間を見て
明の部屋に忍び込んだ良太郎
周りに怪しまれないよう、あくまで仕事
を装い

だけど部屋には明が一人いるだけ
しかも酔っ払って…


明「…ぅ…誰…」

良太郎「俺だよ、良太郎」

明「良太郎？良太郎、ああ良太郎だ！！
あははは」

良太郎「もしかして酔ってる？」

明「酔ってないよ、酔ってない、あはは
酔ってないよ～」

良太郎「酔ってんじゃん、ちょっと待っ
てろ、今、水持ってくるから」

明「は～いっ！！」

良太郎「…」


一人で笑ってる明
どうやら笑い上戸のようだ

笑ってるだけならいいが部屋を抜け出す
と危ない為、酔い醒ましに水を
持ってくる事に

その途中…


良太郎「…」

久志「良太郎、やっと見つけた、洗い場
がいっぱいだから早く」

良太郎「明に水、届けてからな」

久志「水？明に何かあったのか？具合で
も悪く…」

良太郎「酔っ払ってた」

久志「は？」