テキストサイズ

BOYチェンジGIRL~僕が変わればSEXも変わる~

第20章 偶然の再会



明「…あの」

屋台「いらっしゃい、あれ?君…」

明「さっきの人は?」

屋台「和彦の事?和彦ならもう帰ったよ
なんか急用が出来たとかで」

明「そう、ですか…」


本当に急用なのか
自分に会ったから気まずくて
顔を合わせたくなくて帰ったのか真相は
わからない

でも一つだけわかってる事がある
和彦にはもう会えない
多分二度と…


明「お仕事中、すいませんでした…」

屋台「あ、ちょっと」

明「…」


帰ろうとする明に
何か伝えようとしていたが
今の明の耳に彼の言葉は届かなかった


明「…!?」


夜空に一発
大きな花火が打ち上がった
それを合図に何発も大輪の花火が上がり
夏祭りはピークに


明「…花火」


打ち上がる花火
その光が辺りを明るく照らし
花火が消えると辺りはまた暗闇に戻る

それを繰り返していた


明「…!?」


花火に見とれていると
誰かが明の肩をトントンと叩いた
もしかしてと期待し振り返るとそこには
彼がいた


明「あ…」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ