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明「…俺…っ」

和彦「…」

明「…和彦さんとの約束…破りました…
そういう事、今後はしないって約束した
のに…」

和彦「…」

明「…すいませんっ…」

和彦「最後までしたんですか…」

明「してません、本当に…途中までとか
信じられないと思うけど」

和彦「信じます」

明「えっ」

和彦「明さんの言葉を僕は信じます」

明「…っ」


自分勝手だってわかってる
だけど別れたくない、離れたくない

今日会って確信した
やっぱり自分は和彦が好き

好きだから…


和彦「だからもう」

明「別れたくありません！！」

和彦「えっ」

明「自分勝手だって十分わかってます…
だけど俺…っ…」

和彦「ちょっ、ちょっと待ってください
別れるって誰と誰が？」

明「だって…別れ話じゃ…」

和彦「違います！！今日、連絡したのは
ある人が背中を押してくれたからで」

明「ある人？」

和彦「その人のおかげで決心出来たんで
す、話すべきか迷ってて…」

明「…」

和彦「…母が亡くなったんです…」

明「嘘、でしょう…」

和彦「…」