BOYチェンジGIRL~僕が変わればSEXも変わる~
第34章 直倫の企み
明「…」
直倫「すいません…」
明「久志に聞けないんですか…」
直倫「聞いた事はあるよ、だけど曖昧な
返事で誤魔化された」
明「…」
直倫「昔は何でも話せたけど、やっぱり
離れて暮らしてると距離が出来て壁を作
られちゃったのかな…」
明「そんな事」
♪~(携帯の着信音)
直倫「あ、ちゃんとすいません」
明「…」
直倫「はい、森川です、えっ?どうした
落ち着いて話せって」
車を運転しながら
イヤホンで話し始めた直倫
仕事でトラブルがあったのか少し焦った
様子だった
直倫「そう、あれは」
明「…」
直倫「違う違う、ダメだよ」
明「?」
直倫「待てって、すぐにデータ送り直す
から」
明「…」
直倫「明さん、ごめんなさい、ちょっと
急用で家に戻らなきゃいけなくて」
明「あ、なら俺降ります」
直倫「送るって約束ですから、ちゃんと
送らせてください」
明「でも」
直倫「久志の事でまだ話したいんです、
お願いします」
明「…わかりました…」
直倫「ありがとうございます、すぐ終わ
らせますから」
明「…」