僕は君を連れてゆく
第1章 背中
《背中1》
「あれ?どうやって折るんだっけ?」
放課後、一人日誌を書くために教室に残っていた。
ふと、担任の机にある紙ヒコーキに目が止まった。
(そういえば、昨日、みんなで紙ヒコーキ作って楽しそうに飛ばしてたな…)
「なんで、あんなに飛ぶんだ?」
担任が折った紙ヒコーキはよく飛んでいた。
こっそり見つめてたから折り方を覚えてるかな?と思ってたけど何度折って飛ばしてみても飛ばない。
「どうやんだよ…」
俺の後ろからスッーと白い…
「紙ヒコーキ…」
俺を追い越して飛んでいった。
振り返ると担任がたっていた。
「俺の勝ち。だな?」
目が合った担任はそう言って俺の頭をポンポンと優しく叩き自分の飛ばした紙ヒコーキと俺が飛ばした紙ヒコーキを拾った。
「教えてやろうか?よく飛ぶ紙ヒコーキの作り方?」
ずっと見つめてた背中。
やっと、俺と目が合った。
「あれ?どうやって折るんだっけ?」
放課後、一人日誌を書くために教室に残っていた。
ふと、担任の机にある紙ヒコーキに目が止まった。
(そういえば、昨日、みんなで紙ヒコーキ作って楽しそうに飛ばしてたな…)
「なんで、あんなに飛ぶんだ?」
担任が折った紙ヒコーキはよく飛んでいた。
こっそり見つめてたから折り方を覚えてるかな?と思ってたけど何度折って飛ばしてみても飛ばない。
「どうやんだよ…」
俺の後ろからスッーと白い…
「紙ヒコーキ…」
俺を追い越して飛んでいった。
振り返ると担任がたっていた。
「俺の勝ち。だな?」
目が合った担任はそう言って俺の頭をポンポンと優しく叩き自分の飛ばした紙ヒコーキと俺が飛ばした紙ヒコーキを拾った。
「教えてやろうか?よく飛ぶ紙ヒコーキの作り方?」
ずっと見つめてた背中。
やっと、俺と目が合った。