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僕は君を連れてゆく

第36章 やっぱり、君が好き

*松本



ギシギシとベットの、スプリングの音。

俺の上で腰をくねらせる和。


「…きもち?」

「…あぁ…最高…」

少し上体を反らし、俺の膝に手を着く。

繋がったところからはネチャネチャと音がして。

「…あん、あ、いぃ…」

と、和が自ら作りだしたリズムに合わせて喘ぐ。

左手で自身の起立したモノを握り、上下に擦る。

それに合わせて腰の動きも早まっていく。

「ねっ…イッていい?あ、ん、ん…」

毎回、こうして確認をとるところなんて可愛くて仕方ない。

「いいよ。」

「…っつ!!あぁぁん!」

俺の腹を濡らす白濁。

「ごめ…イッちゃった…」

はぁはぁと荒い息。

潤んだ目元。

緩む口。

「俺、まだだから…」

「…ん…」

力が入らないようで俺の上に倒れてくる。

和から一旦出て、四つん這いにする。

「うわ…和の腹にも着いたよ。せーし。」

「…ごめ…」

四つん這いのまま後ろを振り返ってる和に見せつけるように俺の腹に着いてるのを指で取り口に含む。

「濃い…」

「も…挿れて…」

まだ、開いてる後ろに俺を突っ込んだ。

肌と肌のぶつかる音。

俺と和の繋がる音。

和の口から漏れる吐息。

全て俺のもの。



やっぱり、君が好き。





おわり

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