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僕は君を連れてゆく

第46章 助手席

そこからはもう、なにがなんだか。

気がついたら、お尻の中に受け入れていて
スッゴク気持ちよかった。

「ごめん…無理させたよな」

狭い浴槽に二人で入ってる。

背中に当たるふにゃふにゃな松潤の。

さっきまで、上を向いていたのに…

「大丈夫…すごく、よかった」

「そう…ならいいんだけど…」

俺の髪を撫でて、撫でる指先がたまに耳や首をかすめる。

「一緒に入ろうって言ってくれればよかったのに」

「だって、智すごい緊張してたでしょ?」

バレてる。

「っていうか、すごい慣れてたよね?」

「慣れてる?」

「だって、お尻に…」

続けて言おうとしたけど恥ずかしくなってやめた…

「勉強熱心だろ?」

耳に触れる松潤の唇。

「もう、ダメ」

「なんで?こっちはもっとって言ってるよ?」

まだまだ、冷めない俺の中心を握ってきた。

「だから、ダメ…」

ふにゃふにゃだった、潤のが俺のお尻の割れ目をツンツンって。

「なんで?」

ダメって言ってるのに先端をクルクルしてきて腰が揺れちゃう。

「初めて、なのに…2回も…あっ、」

「2回じゃ足んねぇって…」

もう一度、お風呂で松潤を受け入れた。

「潤…」

「智っ」

2回じゃ足りないから、続きはベットで…

ベットでまた愛し合った俺たちは気がついたら寝てて。

起きたら松潤が冷蔵庫からケーキを出してくれた。


「おめでとう、智」

「ありがとう、潤」

松潤のことを潤って呼ぶと、すごく、嬉しそうにしてくれるからそう呼ぶことに今、決めた。

恥ずかしいけど、嬉しい。

ちょっとだけ痛い腰とお尻。

今日も潤は俺をたっぷり甘やかしてくれるんだろうなって。

だって、俺は潤の“トクベツ”だから。

「智、あ~ん」

「おいしいっ」

「潤…」

甘い、甘いキスした。


【おわり】



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