僕は君を連れてゆく
第49章 MJ倶ラブ 2nd.
【マスターの独り言】
「ようこそ、MJ倶ラブへ」
今日のお客様。
大野智様。
つぶらな瞳に下がった眉。
浅黒い肌に綺麗な長い指。
でも、私が一番気になったのは頬の傷だ。
少年のような瞳なのに俺に跨がり腰を送る姿はまさに、雄で別人のようだったから。
このbarは癒されたいと思う人間の目の前に現れる。
そんな彼らを俺は全身全霊で愛するんだ。
たった、一晩。
たかが、一晩。
されど、一晩。
全身全霊で愛された彼らは肩に背負っていた重たい荷物をおろすことができる。
そして、また、日々を生きていくんだ。
次はどんなお客さまをご招待しようか。
え?
俺の名前?
知りたかったら、また、おいで。
わたしは、いつでもここにいるから。
MJ倶ラブに。
【マスターの独り言.おわり】
「ようこそ、MJ倶ラブへ」
今日のお客様。
大野智様。
つぶらな瞳に下がった眉。
浅黒い肌に綺麗な長い指。
でも、私が一番気になったのは頬の傷だ。
少年のような瞳なのに俺に跨がり腰を送る姿はまさに、雄で別人のようだったから。
このbarは癒されたいと思う人間の目の前に現れる。
そんな彼らを俺は全身全霊で愛するんだ。
たった、一晩。
たかが、一晩。
されど、一晩。
全身全霊で愛された彼らは肩に背負っていた重たい荷物をおろすことができる。
そして、また、日々を生きていくんだ。
次はどんなお客さまをご招待しようか。
え?
俺の名前?
知りたかったら、また、おいで。
わたしは、いつでもここにいるから。
MJ倶ラブに。
【マスターの独り言.おわり】