
僕は君を連れてゆく
第53章 ミモザイエロー
Masaki
抱き潰す…なんてことはやはり、妄想で。
まだまだ、元気な俺のをチラリと見た和は
はぁ~とため息をついた。
なんで、まだ、そんなに元気なの?
と目線とため息で伝えてくる。
「和となら、あと5回はイケる!」なんて
口にしたら、きっと、和は一週間、いや、10日ほど口すら聞いてくれないだろう。
そんな感じで燃えに燃えて、まだまだ、和を堪能したいところをグッと堪え、眠る和の顔を眺めていた。
元々、気持ちを言葉にして伝えることを苦手とする和。
それは、相手のことを考えすぎてしまうからなのは分かってる。
分かってるからこそ、和の顔色、声色の変化を見逃さないようにしてきた。
それが大切にしすぎる、女として扱われる、
と思ってしまうなんて思わなかった。
考えすぎる和らしいと、言えばそうだけど。
ここで、それに気づけて本当によかった。
もし、気づくことが出来なくて、宮崎さんの相手を真面目にしていたら…
言葉では信じる、と言ってくれても、
心のなかでは疑心暗鬼になり、和は自分を責めていただろう。
優しさは間違えれば、剣にもなる。
和を思うための優しさも、時には傷つけることもあるんだ。
「んっ…」
目覚めたら和が寝返りをした。
白い肩が布団から出た。
その肩に口づけを落とす。
細い肩も。
和に股がり胸に口を寄せる。
薄い胸も。
そのどれもが俺を惑わせる。
尖りを指ではじき、口にふくむ。
ピクリと反応を見せる体。
よし、ノッてきた!!
「こらっ!」
「あれ?起きた?」
「起きるわ!」
「感じちゃった?」
耳を真っ赤にして怒る和。
これくらいにしておかないと、本当にお預けだ。
「今日は帰り、どっかでご飯食べよ?」
「え?うん!」
週の真ん中。まだまだ、次の日があるけど。
幸せを感じてる今、この瞬間を。
鏡の前で並んでネクタイを絞める。
「ん?」
「ううん」
視線を感じるのはこのネクタイが和からもらったものだからかな。
「朝からしてくの、珍しい」
「たまにはね!」
「ふ~ん」
鼻唄を歌う、背中を見届けて。
抱き潰す…なんてことはやはり、妄想で。
まだまだ、元気な俺のをチラリと見た和は
はぁ~とため息をついた。
なんで、まだ、そんなに元気なの?
と目線とため息で伝えてくる。
「和となら、あと5回はイケる!」なんて
口にしたら、きっと、和は一週間、いや、10日ほど口すら聞いてくれないだろう。
そんな感じで燃えに燃えて、まだまだ、和を堪能したいところをグッと堪え、眠る和の顔を眺めていた。
元々、気持ちを言葉にして伝えることを苦手とする和。
それは、相手のことを考えすぎてしまうからなのは分かってる。
分かってるからこそ、和の顔色、声色の変化を見逃さないようにしてきた。
それが大切にしすぎる、女として扱われる、
と思ってしまうなんて思わなかった。
考えすぎる和らしいと、言えばそうだけど。
ここで、それに気づけて本当によかった。
もし、気づくことが出来なくて、宮崎さんの相手を真面目にしていたら…
言葉では信じる、と言ってくれても、
心のなかでは疑心暗鬼になり、和は自分を責めていただろう。
優しさは間違えれば、剣にもなる。
和を思うための優しさも、時には傷つけることもあるんだ。
「んっ…」
目覚めたら和が寝返りをした。
白い肩が布団から出た。
その肩に口づけを落とす。
細い肩も。
和に股がり胸に口を寄せる。
薄い胸も。
そのどれもが俺を惑わせる。
尖りを指ではじき、口にふくむ。
ピクリと反応を見せる体。
よし、ノッてきた!!
「こらっ!」
「あれ?起きた?」
「起きるわ!」
「感じちゃった?」
耳を真っ赤にして怒る和。
これくらいにしておかないと、本当にお預けだ。
「今日は帰り、どっかでご飯食べよ?」
「え?うん!」
週の真ん中。まだまだ、次の日があるけど。
幸せを感じてる今、この瞬間を。
鏡の前で並んでネクタイを絞める。
「ん?」
「ううん」
視線を感じるのはこのネクタイが和からもらったものだからかな。
「朝からしてくの、珍しい」
「たまにはね!」
「ふ~ん」
鼻唄を歌う、背中を見届けて。
